【5人家族のスマホ】詐欺・乗っ取りを防ぐ、わが家の設定4つ。手順つきで解説

スマホのセキュリティ設定を表す、盾と鍵のマークと、チェックマークが画面に出た3台のスマホを、木のテーブルの上に並べたイラスト 格安SIM・キャリア比較

スマホのセキュリティ設定は、4つを確かめれば、家族みんなの分が整います。

  1. メールを、Gmailにする
  2. Googleアカウントを守る
  3. iPhoneの人は、4項目を確認する
  4. 子どものスマホを、管理する

わが家は、メインのメールをGmailにして、Googleアカウントのパスワードを変えました。

子どもの管理は、月300円の有料のものから、ファミリーリンクに切り替えました。

手順は、表にしました。見ながら設定できます。

「詐欺のSMSが来た」「子どものスマホ、何から設定すればいいの?」と、迷っていませんか。

わが家も、子どもたちにスマホを持たせるときに、同じように迷いました。

この記事では、わが家でやった設定を、手順つきで紹介します。わが家は、高校2年生の長女、中学1年生の次女、小学5年生の三女と、夫、私の5人家族です。家族のスマホは、夫だけがiPhoneで、あとはAndroidです。

スマホのセキュリティ設定を、なぜ今、見直す?

理由は、フィッシング(本物そっくりの偽サイトに誘い込む詐欺)が、増え続けているからです。

項目2025年の数字(警察庁の統計)
フィッシングの報告件数約245万件(過去最多)
ネットバンクの不正送金の被害額約104億円(過去最悪)
不正送金のうち、フィッシングが原因約9割

出典:ITmedia「警察庁がレポートを公表」(2026年4月27日)、秋田魁新報「ネット不正送金被害100億円超」(2026年3月12日)。警察庁の統計を報じた記事をもとにしています。

警察庁のページでは、個人ができる対策として、次のことが挙げられています。

  • メールやSMSのリンクを、安易にクリックしない
  • 公式サイトをブックマークするか、公式アプリを使う
  • 金融機関が、メールやSMSでIDやパスワードを聞くことはない
  • OSやアプリを、最新の状態にしておく
  • IDとパスワードを使い回さない

出典:警察庁「フィッシング対策」

この記事の4つの設定は、この対策を、スマホの設定にしたものです。

スマホのセキュリティ設定の全体図:わが家の4つ

4つの設定を、「誰が」「どのスマホで」やるか、表にしました。

スマホのセキュリティ設定の全体図。メールをGmailにする、Googleアカウントを守る、iPhoneの4項目を確認する、ファミリーリンクで子どもを管理する、の4つを左から順に並べた図
設定対象のスマホ守れること
1メインのメールを、GmailにするAndroidもiPhoneも怪しいメールを、迷惑メールに振り分けやすくなる
2Googleアカウントを守る(2段階認証)Androidの人は必須アカウントの乗っ取り
3iPhoneの4項目を確認するiPhoneの人アカウントの乗っ取り、盗難
4ファミリーリンクで、子どもを管理する子どものAndroid使いすぎ、夜の使用、居場所の確認

設定1:メインのメールを、Gmailにする

わが家は、メインのメールをGmailにしました。子どもたちにも、Gmailを設定しています。

Gmailは、迷惑メールを、自動で「迷惑メール」のフォルダに振り分けてくれます。ただ、全部を防げるわけではないので、リンクは開かない、というルールも、あわせて決めておきます。

Gmailを、メインのメールにする手順

やること
1銀行、ネットショップ、学校の連絡など、よく使うサービスを書き出す
2それぞれのサービスの設定で、登録しているメールアドレスを、Gmailに変更する
3携帯会社のメール(キャリアメール)を使っている場合は、新しいGmailへの変更を、連絡先に知らせる
4変更が済んだら、古いメールアドレスに届くメールを、数週間は確かめる

携帯会社を変えるときに、メールアドレスで困らないためにも、Gmailにしておくと安心です。

メールアドレスの変更を含む、乗り換えの流れは、ドコモからマイネオへの乗り換えの記事にまとめています。

怪しいメールが来たときの手順

状況やること
迷惑メールが、受信箱に届いたメールを選んで、「迷惑メールを報告」を押す(Androidのアプリは、右上のその他のメニューから)
銀行やカードを名乗る、偽のメールだと思うリンクは開かない。「フィッシングを報告」を使う(パソコンでは、返信アイコンの横のその他のメニューから)
本物のメールが、迷惑メールに入っていた「迷惑メール」のフォルダで、そのメールを選んで、「迷惑メールではない」を押す

出典:Gmailヘルプ「Gmailで迷惑メールを報告する」

設定2:Googleアカウントを守る(2段階認証)

Androidのスマホは、Googleアカウントが、スマホの中心です。メール、写真、アプリの購入まで、つながっています。

わが家は、Googleアカウントのパスワードを変更しました。ほかのサービスと同じパスワードは、使っていません。

2段階認証をオンにする手順(スマホ)

やること
1スマホで、Googleアカウントを開く
2「セキュリティとログイン」をタップする
3「2段階認証プロセスを有効にする」を選ぶ
4画面の指示に沿って、2つ目の確認方法を選ぶ(「Googleからのメッセージ」が、おすすめとされています)
5設定が終わったら、パスワードも、ほかのサービスと違うものに変える

Googleの公式ヘルプでは、「テキストメッセージで届くコード」を使う方法は、フィッシングの手口に使われることがあるため、「Googleからのメッセージ」や「セキュリティキー」が案内されています。

パスキー(指紋や顔認証でログインする方法)を作ると、2つ目の手順が省略される場合があります。

出典:Googleアカウントヘルプ「2段階認証プロセスを有効にする」

設定3:iPhoneの人は、この4つを確認する

わが家で、iPhoneを使っているのは、夫だけです。

iPhoneの人は、次の4つを、必ず確認してほしいと思っています。

確認する項目設定の場所ポイント
12ファクタ認証設定 → 自分の名前 → サインインとセキュリティ → 2ファクタ認証「信頼できる電話番号」を追加する。iPhone以外の番号を1つ加えると、安全とされています
2盗難デバイスの保護設定 → Face IDとパスコード → 盗難デバイスの保護 → オンiOS 17.3以降。2ファクタ認証、パスコード、「探す」がオンであることが前提。「普段いる場所から離れているとき」か「常に」を選ぶ
3復旧用連絡先設定 → 自分の名前 → サインインとセキュリティ → 復旧連絡先13歳以上の人を、最大5人まで登録できる。相手にも、2ファクタ認証とパスコードが必要
4OSとアプリを、最新にする設定 → 一般 → ソフトウェア・アップデート → 自動アップデート「自動インストール」にすると、充電中でWi-Fiにつないでいるときに、夜、入る

Touch ID(指紋)のiPhoneは、「Face IDとパスコード」が、「Touch IDとパスコード」と表示されます。

画面の名前は、iOSのバージョンで少し変わることがあります。迷ったときは、Appleの公式ヘルプも見てください。

出典:Apple「盗難デバイスの保護について」、Apple「復旧連絡先を設定する」、Apple「2ファクタ認証を使用する」、Apple「iPhoneをアップデートする」

設定4:子どものスマホは、ファミリーリンクで管理する

子どもたちのスマホは、Googleの「ファミリーリンク」で管理しています。

わが家の場合:以前は、月300円の有料のサービスを使っていました。長女も、登録していました。

三女が小3、次女が小5のときに、2人が同時にスマホを持つことになりました。そのときに、3人ともファミリーリンクにしました。

使用時間の管理、夜のロック、居場所の共有ができます。GPSの機能を、追加で買う必要はありませんでした。わが家は、料金がかからずに使えています(2026年10月時点)。

有料のサービスが悪い、という話ではありません。わが家は、ファミリーリンクで足りた、という記録です。

使う前に、確認すること

項目内容
保護者Googleアカウントがあり、18歳以上。Android 6.0以降か、iOS 16以降のiPhoneで、ファミリーリンクのアプリを使える
子どものスマホGoogleアカウントがあり、Android 6.0以降(7.0以降が推奨)
子どもがiPhoneの場合一部の管理だけ。利用時間の上限や、アプリの管理などは、Androidが対象

出典:Google For Familiesヘルプ「ファミリーリンクを使ってみる」、Googleファミリーリンク「よくある質問」

1日の使用時間の上限を決める手順

やること
1保護者のスマホで、ファミリーリンクのアプリを開く
2左上で、子どもを選ぶ
3左下の「利用時間」をタップする
4「利用時間の制限」をタップして、「1日の利用時間の上限」をオンにする
5「1週間のスケジュール」で、曜日ごとに、時間を入れる

上限は、子どもが使っているAndroidのスマホやChromebookの、1台ごとに数えられます。

夜は使えないように、「休息時間」を決める手順

やること
1ファミリーリンクのアプリで、子どもを選ぶ
2「管理」をタップする
3「休息時間」をタップする
4画面の指示に沿って、曜日と、始まる時間・終わる時間を決める

休息時間になると、子どものスマホは、ロックされます。

したいこと手順
今すぐ、ロックしたい「利用時間」を開いて、子どものデバイス名の下の「ロック」をタップ
今日だけ、少し長く使わせたい「利用時間」を開いて、デバイス名の下の「ボーナスタイム」をタップして、時間を決める

出典:Google For Familiesヘルプ「お子様の利用時間を管理する」

居場所の共有でできること

ファミリーリンクでは、子どものスマホの居場所を、地図で見られます。

  • 子どもが、決めた場所に着いたとき・出たときに、通知がくる
  • 子どものスマホを、鳴らせる
  • バッテリーの残りを、確認できる

ただし、子どものスマホの電源が入っていて、最近使われていて、ネットにつながっているときだけです。

出典:Googleファミリーリンク

子どもが13歳になったら

子どもが13歳になると、Googleから、保護者と子どもの両方に、お知らせのメールが届きます。

次女が13歳になる前に、わが家にも、ファミリーリンクからお知らせが届きました。次女にも同じ内容が届くので、「届いたら承認しておいてね」と、先に伝えておきました。次女が済ませたあとも、今も管理できています。

場面公式ヘルプの説明
保護者が、管理を続けたいメールへの対応は、不要。今の設定が、続く
子どもが、アカウントを更新した保護者の管理は、続く(管理つきの10代のアカウントになる)
子どもが、管理をやめたい18歳になるまで、保護者の承認が必要
保護者が、管理をやめたいいつでも、やめられる

出典:Google For Familiesヘルプ「お子様が13歳になったときの管理について」

だまされたかも?と思ったときの相談先

状況相談先
詐欺かもしれない電話がかかってきた電話を切って、警察相談専用電話「#9110」に相談する。相手に教えられた番号には、折り返さない
商品やサービスの、トラブル消費者ホットライン「188」
偽のサイトを見つけたフィッシング110番に、URLを通報する
IDやパスワードを、入力してしまった同じパスワードを使っている、全部のサービスで、パスワードを変える → 金融機関・カード会社に連絡する → 警察署かオンライン窓口に相談する

出典:警察庁「特殊詐欺対策」、警察庁「サイバー事案に関する相談窓口」、警察庁「フィッシング対策」

ここに書いたのは、わが家がやった設定で、これで安全が保証されるものではありません。

画面の名前や場所は、OSやアプリのバージョンで変わります。迷ったときは、それぞれの公式ヘルプを見てください。

パスワードや確認コードは、誰にも教えないでください。電話やSMSで聞かれても、教えないでください。

家族の分も、まず確かめる3つ

  1. 自分のGoogleアカウントで、「2段階認証プロセス」が、オンになっているか確かめる
  2. iPhoneの人は、「盗難デバイスの保護」が、オンになっているか確かめる
  3. 子どもがいる人は、ファミリーリンクで、「休息時間」だけ、決めてみる

全部を一度に設定しなくて、大丈夫です。まずは、1つだけ、今日やってみてください。

わが家の設定が、迷っている人の、考える材料の一つになればうれしいです。

携帯代を下げながら、安心して使う方法は、格安SIMの選び方の記事にまとめています。

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